2022年12月26日月曜日

ブーツジャック自作【オイルフィニッシュ】

自作ブーツジャック、3回目の工程で最終の木の表面処理です。
ヴィンテージ感を出すため材料は廃材、そして錆びた古い釘を使ったので、表面処理は木の質感を最大限に楽しめるオイルフィニッシュにしました。スーパーで売ってる食用亜麻仁油です。

オイルフィニッシュは丈夫な塗装とは違い普通に傷がつきます、定期的な塗布も必要です。が、同時にエイジングも楽しめます。木はできることならオイルフィニッシュです。

普通の亜麻仁油、木に垂らした亜麻仁油をペーパータオルで伸ばすやり方です。


以下、仕上がりです。↓



今はまだ表面ガサガサ、これから使っていくうちに艶々になることを期待します。今後のエイジングも記録します。

2022年12月25日日曜日

ブーツジャック自作【脚の取り付け】

脚の角度ですが地面に対して直角にしました。作るのは板に対して直角の方が楽だと思います。(切り出し~取り付けの様子は写真5枚目から。)

真上から

真下から

全景

脚を地面に対して直角にするので斜めに板を切ります。鉛筆で線を引いてノコギリを斜めに入れて切りました。角度は現物合わせで目分量です。切ってるときの角度の維持が大変です。
丸ノコに角度を付けてもいいですが、このためだけに出してくるのが億劫なので。

固定前に現物合わせで角度の確認、目分量の角度だしと手鋸斜め切りではやっはり隙間あります。

木工やすりで角度を修正。

合わせ面良くなりました。ブーツの踵をひっかける時の高さも納得。

取付前に全体をきれいにします。廃材のため表面が汚いので、木工やすりと布やすりで全体をひと皮剥きました。

G17ボンドを塗布して張り合わせて1時間ほど乾燥。

1時間では接着終わってませんが下穴を開けて釘を打ちます。現代ならコーススレッドのところ、ヴィンテージ感を出したいので鉄の釘を使います。ドリル刃1.9mm。

あえて錆びてる鉄くぎです。叩くと錆び落ちます。

釘2本のつもりでしたが、念のため3本打ちました。

道具と残骸。

使える状態です。次は表面処理、使いながら考えます。

2022年12月19日月曜日

ブーツジャック自作【板の切り出し】

前回の試作で使い勝手が良かったのでちゃんとした板で作成。今回は本体部分の切断から形成の様子です。

試作品のベニヤ板からちゃんとした板に型取り。板は家にあった廃材です。

丸ノコで外周と、ブーツの踵をひっかける部分の直線をカット。

丸くしたい部分は糸鋸使用。

一発できれいな曲線はできませんでした。

ドリルソーで丸く削りました。粗いので木工やすりと布やすりで仕上げ。

踵が入るところも丸くしました。ここまでの作業は1時間くらい、いったん終了です。続きは次回、脚を取り付けて使える形にします。

2022年12月16日金曜日

自作ブーツジャック(試作)

中古買ったペコスブーツを一発で脱ぐため作りました。100均のプラ製購入も考えましたがエイジングを楽しむために木で自作、いきなり作って変になるよりかは、ひと手間入れて廃材で試作からスタートします。

はじめに型紙作り。

廃材の厚手の合板に鉛筆で型を写しました。

のこぎりでカット。

下に2X4の端材を敷いて、ブーツの踵を抑える部分にウエスを当てて使用準備。

片足でブーツジャックを踏んで、ブーツの踵にひっかけて足を引き抜く。コバにかけるとソールがばりっと剥がれるかもしれません。

足を引き抜く脚力は必要ですが、手で脱ぐより全然楽勝に脱げます。

試作品なので強度不足、足を引く抜くときけっこう合板がしなりますがデザインは良好。後日作成するマスプロダクションタイプはしっかりした「板」を使用します。

2022年12月14日水曜日

ビニール袋必須、レッドウィング866ペコスブーツ、1994年12月製造、中古で入手

プルオンブーツです。趣味として一品一万円台までを心がけていますが、ちゃんとおさまりました。レッドウイングジャパンのホームページからもなくなったせいか、オークションでも結構高いですね。
今回は開封から試着までの記録です。8166よりハーフサイズ大きいのですが足入れきついので現在、履くときにビニール必須の状態。

28年前の製造を加味して開封直後の第一印象はイイです!色抜けもあまり感じずソールも踵含め十分残っています。



バンプにシミが目立ちますが、新品で買ってもそのうち汚くなるので気にせず。

いい塩梅の「緑犬タグ」、消耗なく残ってました。


個人的な重要ポイントのインソールですが、さすがに28年前のブーツとなるとひび割れあります。せめてもの救いだったのは手を突っ込んだ先に少々のひび割れを感じる程度だったことです。上から覗きこんで見える範囲にはひび割れないようでした。

左足ソール付近の外側の革に傷、表面だけなので見た目の迫力が増してる感じです。良いアクセントです!

各縫い目、ほつれなし。

ソールの浮きなし。このペコスより10年も若い8166は少々ソールが浮いてる部分があったので、もしかしたらハードに使われてなかったのかもしれません。

問題のフィッティングです。今のところビニール袋を使わないと足入れがきつくて履けません。ビニールで滑らせて足を入れてしまえばタイトな感じがありつつも普通に履いていられます。脱ぐときはある程度力を入れて引っ張る感じですが道具なしでなんとか脱げます。

サイズ感。比較対象の8166は木型8番でUS10D、絶妙な捨て寸で可もなく不可もなく、長時間履いていても何ともないです、フィット感を調整できる靴紐はイイですね!
今回買った866ペコスは木型17番、US10.5Dと快適に履いている8166よりハーフサイズ大きいですが、幅がずいぶん狭いくタイトです。長さは捨て寸も絶妙で問題なしなので、気になるところにミンクオイルでも塗りながら馴染むことに期待します。

今回の靴は奇麗なので中古靴使用前の丸洗いは保留です。その代わり、しばらくはナフタリン製剤と一緒に保管しときます。そして足入れがスムーズになるまではビニール袋の切れ端を持参して行動します。